トップ > 菊乃家 Movie > 皆生進一(こと、社長)ブログ > 柴野芳泉の「書」
当館の館内にはかな書の作品が数多くありますが
その半数以上は「柴野芳泉」の作品です。
芳泉は私の父方の叔母でございます。以前市役所の議会で20年
速記を担当しておりましたが、その頃から本格的に書を始めその後
平成2年に日展に入選し、現在は地元で教室を開いております。
昨年末には米子市美術館で念願の個展を開くことが出来ました。
写真の作品は「良寛」さんの詩で「同じ心の人もがな、草の庵(いおり)に一夜語らむ」
内容は「この世の中に、私と同じ心を持った人がいてほしいものだなあ
そういう人がいたら、私の草の庵で一夜を語りあかしたいものだ」
と言う意味だそうです。
書のバランスとこの意味がすばらしく、大変評価の高い評判の作品です。
一回のロビーに飾ってあります。
以前から「なんと書いてあるんですか?」という問い合わせが多く
数年前から館内の全作品の読み方を、各部屋に冊子にしておいてあります。
皆生 進一